小エッセイを綴る

主に情緒深いものに関して

エッセイ開始

 ふと、エッセイを書いてみたくなった。

 皆さんは学生時代の時「日直日誌」は書いただろうか。黒板消しや1日の報告をするなど、約1か月周期で回ってくる「日直」は誰でも経験しただろう。私の学校ー他クラスのことはわからないが私のクラスでは、その日の「日直」が一言二言コメントを書いていた。

 私はその日直日誌の中で拙いながらエッセイを書いていた。内容は忘れてしまったが、1か月に1度にその役が回ってきたときにはどんな文を書いてやろうか、どんな技巧を凝らしてやろうかと唸りながらペンを走らせていたことは覚えている。もちろん内容も表現もへたくそで、影では嘲笑されていたかもしれない。

 しかし、艱難辛苦の受験戦争の中で、あの小さなエッセイを書くことに楽しみを見出していたのは事実だ。文章の上手さはさておき、自分で文章を考えることは嫌いではない。

 その原初体験をふと思い出し、今こうやって筆を執ることに至った。「随筆」の言葉通りにあまり力を張りすぎずにきままに書いていこうと思う。

 それでは。